お寺の中にだるまが3000個!?龍潭寺のご住職に真相を聞いてきました

龍潭寺で行われる「だるままつり」は、3000個のだるまを御堂に並べ、健康で一日でも長く暮らせるように延命長寿等をご祈祷するまつりです。
元禄時代に、一般の方が自分で作っただるまをご祈祷してもらいたいと、お寺に持ってきたのが始まりです。戦後で物がなかった昭和30年頃には、自分で作るのが困難だということで、お寺で用意しただるまをご祈祷してから差し上げるということを行なっていたそうです。

「功徳を積むとは今で言うボランティアをすること。しかし、それをみんなに鼻を高々にして自慢するとせっかくの功徳が消えてしまう。だから黙っていればいい。見ている人は見ているから」
これは、だるまのモデルとなった「達磨大師」というお坊さんが言った言葉だそうです。
「達磨大師は150歳まで生きたそう。だからだるまには、健康で長生きできるご利益があって、素晴らしいお徳がある」とご住職がおっしゃっていました。
そしてその素晴らしいお徳に私たちもあやかろう、ということからだるままつりが行われるようになりました。

龍潭寺のもうひとつの見どころは、御堂の外に見える「ふだらくの庭」。どこから見ても美しい庭園は眺めていると心が落ち着き、時間を忘れて見入ってしまいました。
龍潭寺は別名「庭の寺」とも呼ばれていて、他にも「鶴亀庭」「路地庭園」などのきれいな庭園がいくつもあります。

それにしても、なぜ「3000個」のだるまなのか。その理由が気になったので、ご住職に聞いてみました。
だるまは七転び八起きというから、78個でもよかったけれどそれでは少なすぎる。そこで1000個にしようと思ったが、御堂が大きいため、1000個程度ではまん中に少し並んでいるだけに見える。では思い切って3000個にしてみたら、迫力もあって、これぐらいなら自分でも並べられるかなと思った、ということでした。
意外と現実的な理由でびっくりしましたが、なるほど、納得です。

私が取材に行った日はおまつりの時期ではなかったので、3000個のだるまを見ることはできませんでしたが、それでも大小たくさんのだるまが並べられていました。
だるままつりは毎年4月1日、2日の両日に行われるそうなので、ぜひ足を運んでご自分の目で確かめてみてください。
大きさも表情も一つずつ違うだるまがずらりと並ぶ光景は、実際に目にしたらきっと素晴らしいものだと思います。


龍潭寺

住所:滋賀県彦根市古沢町1104
TEL:0749-22-2777
営業時間:9:00~16:00(年中無休)
料金:大人400円、小学生150円

(市民ライター 山口満里奈)

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