お手頃なアンティーク着物がずらり!古美術と古布のお店「松居」

物があふれている今の時代、スーパーやコンビニで手軽に物が手に入る。「新しいもの」にふれる機会に私たちは恵まれている。しかし、たまには、「スーパーやコンビニでは手に入らないもの」にふれてみてはいかがだろうか。

昭和、大正時代にタイムスリップした気持ちになれるお店

彦根市銀座町に店を構える「古美術店 古布の店 松居」は、そんな時に立ち寄ってほしい、年代物の商品を扱う商店だ。帯、草履、日用品など様々なものが売られているが、その中でも特に多いのが着物である。昭和・大正時代の着物が、手頃なものでは320円から販売されている。中には、江戸縮緬の長襦袢や幕末・明治時代に花嫁が使用した帯などもあるそうだ。また逆に、昭和・平成といったわりと最近の着物も販売されていて、店内の商品は種類が豊富で幅広い値段になっている。

現代の打掛

実はこのお店、慶応2年(1866年)からあるのだそうだ。元々のお店の趣旨は今とは違っていたようで、現在の店主(松居美智子さん)のお父さんが経営されていた頃は、家庭用品を販売していたのだとか。時を経て、家庭用品店から現在の古美術店へ、店をたたむことなく商品を変えながら変化していったそうだ。その名残で、店内には昔使われていたメーカーの名前の看板が残っている。完全に古美術店に移行してからは、お客さんに店を覚えてもらうために、トトロと猫バスとE.T.の大きなぬいぐるみに着物を着せて店の前に置いていたらしい。

天井からつるされた、昔使用されていたメーカーの看板

このお店では、店主との会話を楽しみながら商品選びができることも面白い。お客さんのイメージや目的・キャリアなどを、会話を通して知り、その人に合ったものを勧めされている。また、リメイク目的で着物を見に来る方も多いそうで、そのような人には、糸をほどく、手洗い、洗濯、埃取り、アイロンがけ、乾燥、など購入後のリメイクのコツまで教えてもらえるそうだ。

「スーパーやコンビニでは手に入らないもの」に触れたくなったとき、幕末からあるこの店に立ち寄り、店主と交流を楽しみながら自分に合ったものを探してみてはいかがだろうか。


古美術店 古布の店 松居

滋賀県彦根市銀座町5-2
TEL:0749-22-0752
営業時間:11:30~18:00

(市民ライター:村林 里恵)

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